シナリオライター・小林教が思ったてきとーなことを書くてきとーなブログです。
by kyo_kobayashi
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本人たちによる会談 第2話

どうも、小林です。

……始めてしまったものはしょうがありません。責任を持って形にするのが、クリエイターというものなのです。

というわけで、『本人たちによる会談 第2話』を書いていこうと思います。

この時点で、まだオチを考えていません。
考えていないので、書きながら考えていこうと思います。

まぁ、大丈夫です。

『ストーカー、始めました。』もプロットを最初から最後まで全部書いていないのに、なんとか書き終えることが出来ましたから。

……きっと、なんとかなります。

ってなわけで、『本人たちによる会談 第2話』です。どうぞ。


*********************************


中身くん  「は、はい、これ……」
そう言いながら中身くんは、コーヒーとコーラを表紙くんとタイトルくんの前に置いていきます。
表紙くん  「サンクス、中身くん」
タイトルくん「あ、こっちコーヒーだ。交換交換」
表紙くんの前に置かれたのはコーラで、タイトルくんに前に置かれたのはコーヒーでした。
どうやら中身くんは、間違えて置いてしまったようです。
中身くん  「あ……ご、ごめん……」
タイトルくん「いいって、いいって。それよりありがとな」
表紙くん  「そうそう、気にするなYO!」
臆病な中身くんは、自分のミスのせいで2人を不機嫌にしないかと心配したが、どうやらそれは杞憂のようだ。
中身くん  「あ、えっと……な、何か、話は進んだの?」
タイトルくん「いや、何も」
表紙くん  「結局、何を基準にして客が本を買うのか分からないんだYO……」
タイトルくん「う~む……ジャンルごとに考えてみるか」
表紙くん  「英雄の?」
中身くん  「そ、それは、ジャンヌダルク……」
表紙くん  「ワンピースが乗ってるやつ?」
中身くん  「そ、それは、ジャンプ……」
表紙くん  「木を1本で『木』。木を2本で『林』。木を3本で『森』。木を4本で?」
中身くん  「そ、それは、ジャングル……」
タイトルくん「最後の造語じゃねぇかっ!」
2人の間にようやく入り込めたタイトルくん。
ようやく不毛な言葉遊びを止めることが出来ました。
ちなみに木が6本で『六本木』となるのは、あまりにも有名な漢字です。
タイトルくん「ジャンルだよジャンル」
表紙くん  「分かっているYO! ちょっとふざけただけだYO!」
中身くん  「ご、ごめん……つい、止められなくて……」
表紙くん  「それで、ジャンルごとに考えるだよNE?」
タイトルくん「あぁ。まずは……漫画から考えるか」
中身くん  「ま、漫画は、どういう基準でお客さんが買うのか……?」
タイトルくん「中身くんはどう思う?」
中身くん  「え、えっと……漫画って、どこかの雑誌で連載されているものが多いから……だから、お客さんが漫画を買う理由は、やっぱり中身じゃないかな……」
表紙くん  「それなら、中身を知らずに買う人はどうなのかNA?」
中身くん  「え、えっと……色々と理由はあると思うんだけど……そういう人は、話題になっているのを買っているだけなんじゃないかな?」
タイトルくん「なるほど、口コミやネットの評判とかだな」
表紙くん  「きっとそれは、漫画だけじゃなくて他のものでもそうだろうNE!」
中身くん  「そ、そうだね……」
タイトルくん「でもよ、そういう評判とか関係なく買う場合もあるよな? それはどうなんだ?」
中身くん  「あ、えっと……その漫画の作者の前作を知ってる、とかかな」
表紙くん  「あ~、それはあるNE! 前の漫画が好きだったから、次の漫画も面白いだろうから買おう、ってNE!」
タイトルくん「それも漫画だけじゃなくて、小説とかでもあるだろうな」
表紙くん  「作者以外の理由だと、何があるかNA?」
中身くん  「え、えっと……あとは、やっぱり表紙かな」
表紙くん  「おぉ~! やっぱり大事なのは表紙DA・YO・NE!」
タイトルくん「くっ……! 中身くんっ! タイトルはっ? タイトルはどうなんだっ!?」
中身くん  「も、もちろん、タイトルも重要だと思うよ……」
タイトルくん「だよなっ! だよなっ!!」
表紙くん  「今の完全に中身くんに言わせてたYO! それはズルいYO! ズルい女だYO!」
タイトルくん「俺は女じゃねぇっ!」
表紙くん  「とにかくズルいYO! タイトルよりも、表紙の方が大事だYO!」
タイトルくん「何言ってるんだよっ! お前はタイトルの重要性を分かってないぞっ!」
表紙くん  「CDでジャケ買いをする人がいるように、本でもジャケ買いをする人はいるんだYO!」
タイトルくん「だけどそれはタイトルがあってこそだ! 平積みしてある本の場合、確かに最初に目に入るのは表紙だ。だが、客の関心を惹くためにはタイトルが重要なんだよっ!」
表紙くん  「オレはそうは思わないNE! タイトルがいまいちでも、表紙がイケてたら客は買うYO!」
タイトルくん「それは逆でも同じことが言えるだろう! それに、平積みされている本ならともかく、棚に並べてあったら、客が見るのはタイトルだけなんだぞっ!」
ここまで来ると、もはやジャンルごとに考えようというタイトルくんの意見などなかったことになっている。
2人の言い合いはエスカレートしていく中、中身くんはといえば……。
中身くん  「…………」
黙って下を向いています。
大人しい性格の中身くんなので、2人の言い合いが怖いのかもしれない。
表紙くん  「さっきから黙ってるけど、中身くんはどう思うんだYO!?」
タイトルくん「そうだよ中身くんっ! 中身くんはどう考えているんだっ!」
ずっと下を向いている中身くんに、2人はテンションをそのままにしたまま意見を聞いてきます。
そんな2人に対し中身くんは……。
中身くん  「……ちっ」
舌打ちしました。
間違いなく舌打ちしました。
表紙くん  「え……?」
タイトルくん「……今の、何?」
中身くん  「舌打ちだよ……聞こえてただろ?」
急にガラが悪くなった中身くん。
表紙くんとタイトルくん、どん引き&ビビってます。
中身くん  「だいたいよ、タイトルも表紙もどっちも重要だってことは分かりきってるじゃん。分かりきってるよな、なぁ、タイトル?」
タイトルくん「あ、はい、そ、そうですね……」
表紙くん  「オ、オレも、そう思い――」
中身くん  「まだお前には何も聞いてねぇだろうがっ!」
表紙くん  「す、すみませんっ……!」
今の中身くんはチンピラみたいなものなので、少しでも気に入らないことがあればキレます。理不尽だと思っても逆らってはいけません。
何故なら、この場のルールブックは中身くん。法律も中身くん。日本国憲法も中身くんの考え次第、解釈次第でどうとでも――。
中身くん  「うっせーぞ、地の文! 少し黙ってろっ!」
す、すみませんっ……!
中身くん  「で、さぁ? 表紙もさ、タイトルも表紙も大事だってことは分かってるんでしょ?」
表紙くん  「はい、分かってます……」
中身くん  「へぇ~、分かってるんだ。2人とも分かってるんだ。……それなのに、どうしてあそこまで言い合えるんだろうね?」
タイトルくん「いや、えっと……売り言葉に買い言葉とでも申しましょうか……」
表紙くん  「そ、そうなんですYO……じゃなくて、そうなんですよ……」
中身くん  「で、結果は出たの?」
タイトルくん「いえ、出ていません……」
中身くん  「だろうね。だって表紙とタイトルが良くっても、中身が良くなかったらどっちも存在していないのと同じだもんね。つまりさ……中身が良かったら、表紙もタイトルもどうでもいいんだよっ!」
表紙くん  「ちょ、ちょっと待ってよ。それはあまりにも……」
中身くん  「あぁん? なに、文句あんの?」
表紙くん  「いえ、ないです」
タイトルくん「俺もないです」
中身くん  「分かりゃあいんだよ。あ、ジュースなくなっちった。取ってきてくれる?」
表紙くん  「はい、すぐにっ!」
タイトルくん「何がよろしいでしょうか?」
中身くん  「コーラとオレンジ。1対1の割合で」
表紙くん  「すぐにお持ちします!」
タイトルくん「少々お待ちをっ」
逃げるように表紙くんとタイトルくんは席を離れます。
ついでに地の文も、彼らの方へ付いて行きます。
表紙くん  「…………」
タイトルくん「…………」
…………怖かったですね。
表紙くん  「うん、怖かった」
タイトルくん「すごい怖かった」
ヤンキーでしたね。
表紙くん  「普段大人しい人を怒らせちゃいけないって、本当だったNE……」
タイトルくん「そうだな」
謝った方がいいんじゃないですか?
表紙くん  「そうするYO……」
タイトルくん「心なしか、語尾に元気がないな」
表紙くん  「うん……」
コーラとオレンジが1対1の割合で混じり合っているジュースを持つと、2人は中身くんが待つテーブルへと戻っていきました。
中身くん  「…………」
そこで待っていたのは、頭を抱えている中身くんでした。
下を向いているので、表情がまったく分かりません。
訝しみながらもジュースを差し出します。
ジュースがテーブルに当たる「コトンッ」という音がした瞬間、中身くんの身体がビクッと震える。
ゆっくりと顔を上げる中身くん。
その顔は、今にも泣き出してしまいそうな顔でした。
タイトルくん「ど、どうしたんだよ? なにがあったんだよ? ……あったんですか?」
表紙くん  「大丈夫? どっか痛いのかYO? ……痛いのですか?」
中身くん  「ご、ごごごごごご……ごめんなさいっ!」
テーブルに手を付いて謝る中身くん。
中身くん  「ごめんなさいっ!」
タイトルくん「えっ、本当にどうしたのっ?」
中身くん  「あ、あの……さっき、ぼく……2人にすごく、その……失礼で、酷いことを……」
表紙くん  「い、いやいや、さっきのあれは、中身くんの意見が正しいと思うよ? だから謝ることないよ?」
中身くん  「やっぱり怒ってる、よね……」
表紙くん  「怒ってないって、本当だよ」
中身くん  「う、ウソだーっ! だって表紙くんの語尾が『YO!』になってないもんっ!」
タイトルくん「怒ってるかどうかの判定そこかよっ!」
表紙くん  「ほ、本当に怒ってないYO! 中身くんの言葉を聞いて、オレたち目が覚めたYO!」
中身くん  「ほ、本当……?」
タイトルくん「本当だって。俺たち2人とも、中身くんに対して怒ってなんかないよ。むしろ……なんていうか……怒らせて、ごめん」
表紙くん  「ごめんYO……」
中身くん  「謝るのはぼくの方だよ……ごめんね、2人とも」
タイトルくん「俺、やっと気が付いたよ」
中身くん  「え……?」
タイトルくん「本は、タイトルも表紙も中身も全部重要なんだ。だから、ケンカなんかしちゃダメなんだよな」
表紙くん  「そうだNE。そんな大事なことを、オレは忘れてたYO。中身くんのおかげで、それを思い出すことが出来たYO。ありがとう、中身くん」
中身くん  「そ、そんな……ぼくはただ、2人とずっと仲良くしていたかっただけだから……」
はにかんだ表情を見せる中身くん。
なんとか気持ちは落ち着いたらしく、いつもの中身くんに戻ってくれたようです。
表紙、タイトル、中身。どれか1つが欠けただけで、それは本としては駄作になってしまいます。
お互いが主張をしすぎたら駄目で、ちょうど良いバランスで成り立っているのが良い本なのです。
そう、ちょうどこの3人のように――。

*********************************


……な、なんか超長くなっちった……。
こんなに長いモノにするつもりはなかったんだけど……。

あ、一応書いておきますけど、3人の主張は俺の意見ではないですからね? あくまでこれはフィクションですから、お忘れ無きよう……。

なんか書くの疲れちゃったんで、今日はこれでっ!



☆オススメのページ☆

人気女性声優が時刻を知らせてくれる『美声時計.R』が配信開始、ありがたやありがたや・・・・
http://blog.esuteru.com/archives/4965332.html

こういう記事を読んだ時だけは、iPhoneが欲しいって思う。


【凶悪すぎ】「身に覚えの無い数千万の借金を沖縄農協と裁判所に背負わされた(´;ω;`)」
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なんじゃこりゃっ!? 民事裁判も裁判員制度でやろうぜっ! いくらなんでも、これは酷すぎるっ!


後悔しない、迷わない!「人生の決断」5つのチェックポイント
http://www.earthinus.com/2011/09/heartful-decision-making.html

相変わらず良いことが書かれています。考えさせられます。


【コミケ取材】外国人に聞いてみた「日本の好きなところ・嫌いなところ・驚いたこと・困ったこと」
http://rocketnews24.com/2011/08/20/123020/

結構驚いたり困ったりしていることがあるんだ。外国の人に1つだけ言いたいのは、少しでいいから日本語を勉強してきてほしいということ。あと、英和辞典みたいなのを持ってるといいかも。「これ」と文字を指差すだけで分かることもあるから。(これ、バイトをしてた時に外国人が来て、本当にやってました)


妹「お姉ちゃん…!!愛してる!!」
http://honwaka2ch.livedoor.biz/archives/4266405.html

この姉妹、仲良いなぁ。
[PR]
by kyo_kobayashi | 2011-09-24 22:54 | web小説

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ちなみに、アマゾンのほしい物リストです。
なんかください。(傲慢過ぎ)

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