シナリオライター・小林教が思ったてきとーなことを書くてきとーなブログです。
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アイドル様とマネージャー君 第1話

アイドル様   「今日の撮影どうだった?」
マネージャー君「良かったと思いますよ」
私のマネージャーは、良く言えばクール。悪く言えば冷たい人だ。
今も、「良かったと思いますよ」と言ったが、感情が微塵もこもっていない。
アイドル様   「本当にそう思ってるの?」
マネージャー君「思っていますよ。嘘などついていません」
やっぱり感情がこもっていない。
なんなのよ、もうっ! 私は仕事をこんなに頑張ってるんだから、もっと褒めてくれたっていいじゃないのっ!
アイドル様   「喉が渇いた。ジュース飲みたい」
マネージャー君「はい、どうぞ」
肩に提げた大きめのカバンから、マネージャーは「QOO」のオレンジ味を取り出した。
マネージャーはペットボトルの蓋を開けると、それを私に渡してきた。
アイドル様   (蓋くらい自分で開けるのに、妙なところで気が利くのよね)
それを一気に半分くらい飲みきる。
やっぱりジュースは「QOO」よね。それもオレンジ味。バヤリースオレンジも好きだけど、私は「QOO」が一番好き。
マネージャー君「……ところで、いつまでその格好でいるつもりですか?」
アイドル様   「その格好って?」
マネージャー君「撮影は終わったのですから、服を着たらどうなんですか? ということです」
アイドル様   「そんなの私の勝手でしょ。誰にも迷惑をかけてないんだし、別にいいじゃない」
先ほどまで行っていた撮影は、講談社のどこかの雑誌に載るグラビア撮影だ。どこの雑誌かは忘れたけど、最近はグラビア撮影を頻繁に行っているので、気にしていられないのよね。
仕事を始めた頃は恥ずかしかったけど、慣れてくると水着姿なんて大したことないって思えてくる。
だからマネージャーの前で水着姿をしているのだって、別に恥ずかしくもなんともない。……本当に、恥ずかしくなんてないんだから。
マネージャー君「迷惑とか、そういう問題ではありません。風邪をひくかもしれないから、早く服を着てほしいんです」
アイドル様   「でもこの部屋は暖かいわよ」
マネージャー君「ですが、もう冬になります。早く着替えてください」
アイドル様   「分かったわよ……」
私が返事をすると、安心するようにマネージャーが息を吐いた。
なんだかその仕草が気に障った私は、控え室から出ようとしたマネージャーを引き止めた。
アイドル様   「待ってよ、マネージャー君」
マネージャー君「なんですか、アイドル様?」
アイドル様   「……そのアイドル様って呼び方、いい加減やめてくれない?」
マネージャー君「あなたがマネージャー君と呼ばなくなったら、私もやめますよ」
……誰がやめるものですか。
私はあなたが折れるのを待ってるんだから、絶対に「マネージャー君」という呼び方はやめないんだから。
マネージャー君「それで、なんです? 呼び方を変えることを要求することが、私を呼び止めた理由ではありませんよね?」
アイドル様   「そ、そうよ。別に呼び方なんてどうでもいいの。……わざわざ部屋から出て行かないで良いって言おうとしたのよ」
マネージャー君「……アイドル様。あなたはこれから着替えようとしているんですよね?」
アイドル様   「そうよ」
マネージャー君「それなのに、控え室から出て行く必要はないと?」
アイドル様   「そうよ」
マネージャー君「…………」
アイドル様   「…………」
マネージャーは何かを考えているようだ。彼の顔は変化しないので、何を考えているのかさっぱり分からない。
マネージャー君「……分かりました。あちらを向いていますから、その間に着替えてください。次の仕事もありますから、なるべく早くお願いします」
アイドル様   「分かってるわよ」
私が返事をすると、マネージャーは控え室の扉と向かい合う。まるで私に興味がないようなその反応に、私はムッとしてしまった。
控え室にはカーテンがある。いつもならカーテンを引いてから着替えるのだが……今日はやらないことに決めた。
これから着替える服を持つと、マネージャーのすぐ後ろにパサッと置いた。
意外に近くで音がしたことに驚いたみたいで、マネージャーの肩が少し震えた。
アイドル様   (ふふっ、どんな反応をするのか楽しみだわ)
アイドル様   「これから着替えるけど、振り向いたら会社に言うからね」
マネージャー君「……お好きにどうぞ」
アイドル様   「…………」
アイドル様   (なによ……少しくらい、興味があるようなこと言いなさいよね……。これからあなたの後ろで、この私が着替えようとしているのよ……マネージャー君の、バカ……)
少し項垂れながら、私は水着を脱いでいこうとした。
まず背中に手を回し、ビキニのトップスの紐をほどく。次に、トップスを左手で押さえながら、首にかかっている紐をほどいた。
アイドル様   「…………」
マネージャーはこちらを見ていないし、見ようとする気配もない。
私は思いきって、トップスから手を離した。
アイドル様   「…………」
マネージャー君「……まだ着替え終わりませんか?」
アイドル様   「う、うるさいわねっ。ちょっとくらい待ってなさいよっ!」
マネージャー君「はい」
アイドル様   (何が「はい」よっ、何がっ!? 私が着替えているのよっ! なんで振り向かないのよっ!?)
なんだかすごくムカムカとしてきた。マネージャーのことは土偶だと思うことにして、私はとっとと着替えることにした。
パンツを脱ぎ、トップスと一緒にマネージャーの頭の上に載せた。
マネージャー君「……なんですか、これは?」
アイドル様   「私の水着よ。ちょっと持ってて」
マネージャー君「あまり褒められた行為ではありませんね」
アイドル様   「うるさい黙って」
マネージャー君「…………」
とうとう返事もしなくなった。……いや、それは、私は「うるさい黙って」と言ったからか。
アイドル様   「…………」
自分がどうしようもなくバカで、惨めな生き物のような気がしてきた。
足下に置いておいた下着と服を、私は黙々と身に付けていった。
アイドル様   「……終わった」
着替え終わると、ひと言だけマネージャーにそう言った。
マネージャー君「荷物を」
こちらを見ずに、私の荷物を渡すように言ってきた。
天井に手の平を向けた右手に、バッグの紐をかけた。
マネージャー君「では、行きましょう」
両手に荷物を持ったマネージャーに付いて行くように、私は控え室を後にした。
マネージャー君「…………」
アイドル様   「…………」
会話はない。痛い。沈黙は苦痛だ。
なんでもいいから話してほしい。
怒ってくれていい。
私のわがままを叱ってほしい。
いつもの冷静な口調で、私のことを窘めてよ……。
アイドル様   「あの――」
マネージャー君「ああいったことは……」
アイドル様   「あ、ごめん、何?」
マネージャーが何かを言おうとしたので、私はひと言謝ってから続きを促した。
マネージャー君「……ああいったことは、なるべくやらないでください。ないとは思いますが、スタッフが突然控え室に入ってくる、ということもありえますから」
アイドル様   「うん……」
マネージャー君「もし、その……ごほんっ。アイドル様の身体を……その、誰かに見られてしまうのは、私の本意ではありませんので」
アイドル様   「……どうして?」
マネージャー君「何がでしょうか」
アイドル様   「どうして……私の身体を、誰かに見られるのがイヤなの? 私がアイドルで、あなたがマネージャーだから?」
マネージャー君「……それもあります」
アイドル様   「それ以外にも、何か理由があるの?」
マネージャー君「……このことについては、これ以上話すことはありません」
マネージャーはそう言うと、足早に次の現場へ移動しようとする。
私はなんとか彼に付いて行き、更に問いただしていく。
アイドル様   「ねぇ、どうしてなの? どうしてイヤなのっ?」
マネージャーの考えていることを……マネージャーの気持ちを聞けるかもしれない。
そう思うと、彼を問いただす口が止まってくれない。
アイドル様   「どうして? ねぇ、どうしてなのよっ?」
私の追及に観念したのか、マネージャーの足が止まった。
しかし、顔は相変わらずこちらを向かない。私じゃないどこかを見ている。
マネージャーの前に回ろうとすると、彼の口が開いた。
マネージャー君「勘弁してください、アイドル様。理屈ではないのです。嫌なものは嫌なのです。どうか理解してください」
マネージャーの顔を見ることは出来ない。でも、髪がかき上げられているので、耳は見ることが出来た。
その耳を見た私は……とても満足していた。
だから私は、
アイドル様   「うん、分かったわっ!」
と返事をしていた。
マネージャー君「分かっていただいて何よりです。車は少し離れたところに止めてありますので、ここで待っていてもらえますか?」
アイドル様   「私も行くわ。1人で待っていても暇だもの」
マネージャー君「そうですか。では、行きましょう」
彼は私が歩き出すのを確認することもなく、勝手に行ってしまおうとする。
いつもなら文句を言うところだけど、今日はそれで構わない。
だってマネージャーの斜め後ろを歩けば、好きなだけ真っ赤になった彼の耳を眺めることが出来るんだもの。


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どうも、小林です。

唐突に始めたweb小説は、いかがでしたでしょうか?

微エロがありましたけど、あれくらいなら全年齢ですよね。本当はもっと詳細を書こうかなぁと思ったんですけど、それだとブログに載っけることが出来そうにないので、却下にしました。

なんでいきなりweb小説を始めたのかというと……ブログに書くネタが無かったからです。

まぁ、それだけじゃなくて、「アイドルとマネージャー」モノの小説を書いてみたいって思ったからなんですけどね。

それにしても……何も考えずに書き始めても、意外となんとかなるものですね。



☆オススメのページ☆

【アニメ】「ココロコネクト」TVアニメ化決定!
http://www.terrafor.net/news_g7vRnskDuQ.html

へぇ、「ココロコネクト」アニメ化するんだぁ。……まだ読んでねぇよーーっ!


外国人が想像するSAPPOROビール工場が壮大過ぎて吹くレベル。
http://www.yukawanet.com/archives/3978334.html

タイトル通りの動画でした。でも、この動画、俺は好きです。


【何があった】ガガガ文庫『人類は衰退しました』イラストレーター変更
http://blog.esuteru.com/archives/5133815.html

何があったんだろう? ラノベのギャラが低いという話は聞いたことあるけど……それが原因? それとも、他のこと? うーん、どちらにしても残念だ。


自宅作業の効率をアップさせる10の方法
http://rocketnews24.com/2011/09/09/128678/

自宅作業をしている俺としては、大変貴重な記事でした。参考にさせてもらいます。


津波を見に行ったら流されそうになり、急いで退避する映像
http://bakusyouten.blog92.fc2.com/blog-entry-5181.html

この人、よく助かったなぁ。運が良かったとしか言いようがない。
正直、ぼくたちは津波の怖さを侮っていたように思う。津波が来たらすぐに避難。それを胸に刻んでおきましょう。
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by kyo_kobayashi | 2011-10-17 23:57 | web小説

本人たちによる会談 第2話

どうも、小林です。

……始めてしまったものはしょうがありません。責任を持って形にするのが、クリエイターというものなのです。

というわけで、『本人たちによる会談 第2話』を書いていこうと思います。

この時点で、まだオチを考えていません。
考えていないので、書きながら考えていこうと思います。

まぁ、大丈夫です。

『ストーカー、始めました。』もプロットを最初から最後まで全部書いていないのに、なんとか書き終えることが出来ましたから。

……きっと、なんとかなります。

ってなわけで、『本人たちによる会談 第2話』です。どうぞ。


*********************************


中身くん  「は、はい、これ……」
そう言いながら中身くんは、コーヒーとコーラを表紙くんとタイトルくんの前に置いていきます。
表紙くん  「サンクス、中身くん」
タイトルくん「あ、こっちコーヒーだ。交換交換」
表紙くんの前に置かれたのはコーラで、タイトルくんに前に置かれたのはコーヒーでした。
どうやら中身くんは、間違えて置いてしまったようです。
中身くん  「あ……ご、ごめん……」
タイトルくん「いいって、いいって。それよりありがとな」
表紙くん  「そうそう、気にするなYO!」
臆病な中身くんは、自分のミスのせいで2人を不機嫌にしないかと心配したが、どうやらそれは杞憂のようだ。
中身くん  「あ、えっと……な、何か、話は進んだの?」
タイトルくん「いや、何も」
表紙くん  「結局、何を基準にして客が本を買うのか分からないんだYO……」
タイトルくん「う~む……ジャンルごとに考えてみるか」
表紙くん  「英雄の?」
中身くん  「そ、それは、ジャンヌダルク……」
表紙くん  「ワンピースが乗ってるやつ?」
中身くん  「そ、それは、ジャンプ……」
表紙くん  「木を1本で『木』。木を2本で『林』。木を3本で『森』。木を4本で?」
中身くん  「そ、それは、ジャングル……」
タイトルくん「最後の造語じゃねぇかっ!」
2人の間にようやく入り込めたタイトルくん。
ようやく不毛な言葉遊びを止めることが出来ました。
ちなみに木が6本で『六本木』となるのは、あまりにも有名な漢字です。
タイトルくん「ジャンルだよジャンル」
表紙くん  「分かっているYO! ちょっとふざけただけだYO!」
中身くん  「ご、ごめん……つい、止められなくて……」
表紙くん  「それで、ジャンルごとに考えるだよNE?」
タイトルくん「あぁ。まずは……漫画から考えるか」
中身くん  「ま、漫画は、どういう基準でお客さんが買うのか……?」
タイトルくん「中身くんはどう思う?」
中身くん  「え、えっと……漫画って、どこかの雑誌で連載されているものが多いから……だから、お客さんが漫画を買う理由は、やっぱり中身じゃないかな……」
表紙くん  「それなら、中身を知らずに買う人はどうなのかNA?」
中身くん  「え、えっと……色々と理由はあると思うんだけど……そういう人は、話題になっているのを買っているだけなんじゃないかな?」
タイトルくん「なるほど、口コミやネットの評判とかだな」
表紙くん  「きっとそれは、漫画だけじゃなくて他のものでもそうだろうNE!」
中身くん  「そ、そうだね……」
タイトルくん「でもよ、そういう評判とか関係なく買う場合もあるよな? それはどうなんだ?」
中身くん  「あ、えっと……その漫画の作者の前作を知ってる、とかかな」
表紙くん  「あ~、それはあるNE! 前の漫画が好きだったから、次の漫画も面白いだろうから買おう、ってNE!」
タイトルくん「それも漫画だけじゃなくて、小説とかでもあるだろうな」
表紙くん  「作者以外の理由だと、何があるかNA?」
中身くん  「え、えっと……あとは、やっぱり表紙かな」
表紙くん  「おぉ~! やっぱり大事なのは表紙DA・YO・NE!」
タイトルくん「くっ……! 中身くんっ! タイトルはっ? タイトルはどうなんだっ!?」
中身くん  「も、もちろん、タイトルも重要だと思うよ……」
タイトルくん「だよなっ! だよなっ!!」
表紙くん  「今の完全に中身くんに言わせてたYO! それはズルいYO! ズルい女だYO!」
タイトルくん「俺は女じゃねぇっ!」
表紙くん  「とにかくズルいYO! タイトルよりも、表紙の方が大事だYO!」
タイトルくん「何言ってるんだよっ! お前はタイトルの重要性を分かってないぞっ!」
表紙くん  「CDでジャケ買いをする人がいるように、本でもジャケ買いをする人はいるんだYO!」
タイトルくん「だけどそれはタイトルがあってこそだ! 平積みしてある本の場合、確かに最初に目に入るのは表紙だ。だが、客の関心を惹くためにはタイトルが重要なんだよっ!」
表紙くん  「オレはそうは思わないNE! タイトルがいまいちでも、表紙がイケてたら客は買うYO!」
タイトルくん「それは逆でも同じことが言えるだろう! それに、平積みされている本ならともかく、棚に並べてあったら、客が見るのはタイトルだけなんだぞっ!」
ここまで来ると、もはやジャンルごとに考えようというタイトルくんの意見などなかったことになっている。
2人の言い合いはエスカレートしていく中、中身くんはといえば……。
中身くん  「…………」
黙って下を向いています。
大人しい性格の中身くんなので、2人の言い合いが怖いのかもしれない。
表紙くん  「さっきから黙ってるけど、中身くんはどう思うんだYO!?」
タイトルくん「そうだよ中身くんっ! 中身くんはどう考えているんだっ!」
ずっと下を向いている中身くんに、2人はテンションをそのままにしたまま意見を聞いてきます。
そんな2人に対し中身くんは……。
中身くん  「……ちっ」
舌打ちしました。
間違いなく舌打ちしました。
表紙くん  「え……?」
タイトルくん「……今の、何?」
中身くん  「舌打ちだよ……聞こえてただろ?」
急にガラが悪くなった中身くん。
表紙くんとタイトルくん、どん引き&ビビってます。
中身くん  「だいたいよ、タイトルも表紙もどっちも重要だってことは分かりきってるじゃん。分かりきってるよな、なぁ、タイトル?」
タイトルくん「あ、はい、そ、そうですね……」
表紙くん  「オ、オレも、そう思い――」
中身くん  「まだお前には何も聞いてねぇだろうがっ!」
表紙くん  「す、すみませんっ……!」
今の中身くんはチンピラみたいなものなので、少しでも気に入らないことがあればキレます。理不尽だと思っても逆らってはいけません。
何故なら、この場のルールブックは中身くん。法律も中身くん。日本国憲法も中身くんの考え次第、解釈次第でどうとでも――。
中身くん  「うっせーぞ、地の文! 少し黙ってろっ!」
す、すみませんっ……!
中身くん  「で、さぁ? 表紙もさ、タイトルも表紙も大事だってことは分かってるんでしょ?」
表紙くん  「はい、分かってます……」
中身くん  「へぇ~、分かってるんだ。2人とも分かってるんだ。……それなのに、どうしてあそこまで言い合えるんだろうね?」
タイトルくん「いや、えっと……売り言葉に買い言葉とでも申しましょうか……」
表紙くん  「そ、そうなんですYO……じゃなくて、そうなんですよ……」
中身くん  「で、結果は出たの?」
タイトルくん「いえ、出ていません……」
中身くん  「だろうね。だって表紙とタイトルが良くっても、中身が良くなかったらどっちも存在していないのと同じだもんね。つまりさ……中身が良かったら、表紙もタイトルもどうでもいいんだよっ!」
表紙くん  「ちょ、ちょっと待ってよ。それはあまりにも……」
中身くん  「あぁん? なに、文句あんの?」
表紙くん  「いえ、ないです」
タイトルくん「俺もないです」
中身くん  「分かりゃあいんだよ。あ、ジュースなくなっちった。取ってきてくれる?」
表紙くん  「はい、すぐにっ!」
タイトルくん「何がよろしいでしょうか?」
中身くん  「コーラとオレンジ。1対1の割合で」
表紙くん  「すぐにお持ちします!」
タイトルくん「少々お待ちをっ」
逃げるように表紙くんとタイトルくんは席を離れます。
ついでに地の文も、彼らの方へ付いて行きます。
表紙くん  「…………」
タイトルくん「…………」
…………怖かったですね。
表紙くん  「うん、怖かった」
タイトルくん「すごい怖かった」
ヤンキーでしたね。
表紙くん  「普段大人しい人を怒らせちゃいけないって、本当だったNE……」
タイトルくん「そうだな」
謝った方がいいんじゃないですか?
表紙くん  「そうするYO……」
タイトルくん「心なしか、語尾に元気がないな」
表紙くん  「うん……」
コーラとオレンジが1対1の割合で混じり合っているジュースを持つと、2人は中身くんが待つテーブルへと戻っていきました。
中身くん  「…………」
そこで待っていたのは、頭を抱えている中身くんでした。
下を向いているので、表情がまったく分かりません。
訝しみながらもジュースを差し出します。
ジュースがテーブルに当たる「コトンッ」という音がした瞬間、中身くんの身体がビクッと震える。
ゆっくりと顔を上げる中身くん。
その顔は、今にも泣き出してしまいそうな顔でした。
タイトルくん「ど、どうしたんだよ? なにがあったんだよ? ……あったんですか?」
表紙くん  「大丈夫? どっか痛いのかYO? ……痛いのですか?」
中身くん  「ご、ごごごごごご……ごめんなさいっ!」
テーブルに手を付いて謝る中身くん。
中身くん  「ごめんなさいっ!」
タイトルくん「えっ、本当にどうしたのっ?」
中身くん  「あ、あの……さっき、ぼく……2人にすごく、その……失礼で、酷いことを……」
表紙くん  「い、いやいや、さっきのあれは、中身くんの意見が正しいと思うよ? だから謝ることないよ?」
中身くん  「やっぱり怒ってる、よね……」
表紙くん  「怒ってないって、本当だよ」
中身くん  「う、ウソだーっ! だって表紙くんの語尾が『YO!』になってないもんっ!」
タイトルくん「怒ってるかどうかの判定そこかよっ!」
表紙くん  「ほ、本当に怒ってないYO! 中身くんの言葉を聞いて、オレたち目が覚めたYO!」
中身くん  「ほ、本当……?」
タイトルくん「本当だって。俺たち2人とも、中身くんに対して怒ってなんかないよ。むしろ……なんていうか……怒らせて、ごめん」
表紙くん  「ごめんYO……」
中身くん  「謝るのはぼくの方だよ……ごめんね、2人とも」
タイトルくん「俺、やっと気が付いたよ」
中身くん  「え……?」
タイトルくん「本は、タイトルも表紙も中身も全部重要なんだ。だから、ケンカなんかしちゃダメなんだよな」
表紙くん  「そうだNE。そんな大事なことを、オレは忘れてたYO。中身くんのおかげで、それを思い出すことが出来たYO。ありがとう、中身くん」
中身くん  「そ、そんな……ぼくはただ、2人とずっと仲良くしていたかっただけだから……」
はにかんだ表情を見せる中身くん。
なんとか気持ちは落ち着いたらしく、いつもの中身くんに戻ってくれたようです。
表紙、タイトル、中身。どれか1つが欠けただけで、それは本としては駄作になってしまいます。
お互いが主張をしすぎたら駄目で、ちょうど良いバランスで成り立っているのが良い本なのです。
そう、ちょうどこの3人のように――。

*********************************


……な、なんか超長くなっちった……。
こんなに長いモノにするつもりはなかったんだけど……。

あ、一応書いておきますけど、3人の主張は俺の意見ではないですからね? あくまでこれはフィクションですから、お忘れ無きよう……。

なんか書くの疲れちゃったんで、今日はこれでっ!



☆オススメのページ☆

人気女性声優が時刻を知らせてくれる『美声時計.R』が配信開始、ありがたやありがたや・・・・
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こういう記事を読んだ時だけは、iPhoneが欲しいって思う。


【凶悪すぎ】「身に覚えの無い数千万の借金を沖縄農協と裁判所に背負わされた(´;ω;`)」
http://blog.livedoor.jp/himasoku123/archives/51664014.html

なんじゃこりゃっ!? 民事裁判も裁判員制度でやろうぜっ! いくらなんでも、これは酷すぎるっ!


後悔しない、迷わない!「人生の決断」5つのチェックポイント
http://www.earthinus.com/2011/09/heartful-decision-making.html

相変わらず良いことが書かれています。考えさせられます。


【コミケ取材】外国人に聞いてみた「日本の好きなところ・嫌いなところ・驚いたこと・困ったこと」
http://rocketnews24.com/2011/08/20/123020/

結構驚いたり困ったりしていることがあるんだ。外国の人に1つだけ言いたいのは、少しでいいから日本語を勉強してきてほしいということ。あと、英和辞典みたいなのを持ってるといいかも。「これ」と文字を指差すだけで分かることもあるから。(これ、バイトをしてた時に外国人が来て、本当にやってました)


妹「お姉ちゃん…!!愛してる!!」
http://honwaka2ch.livedoor.biz/archives/4266405.html

この姉妹、仲良いなぁ。
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by kyo_kobayashi | 2011-09-24 22:54 | web小説

本人たちによる会談 第1話

どうも、小林です。

ものすごい唐突ですが、web小説を始めます。

ちなみにプロットは作っていないので、内容はめちゃくちゃになる可能性は高いです。

とりあえず、登場人物だけご紹介。

・名前・表紙くん。
 特徴・イケメン。ノリが軽い。意外と常識人。

・名前・タイトルくん。
 特徴・目立ちたがり屋。そのくせ、日によって地味になる。表紙くんとキャラが被ることを恐れている。

・名前・中身くん。
 特徴・人見知り。臆病。たまに傲慢。キレキャラ。

登場人物の名前を見てもらえれば分かると思うんですけど、本を強引に3つに分けたキャラたちになっています。
本を擬人化した、ブックコメディみたいな感じにしたいなぁと考えています。

あと、小説というよりも舞台の台本っぽく台詞の掛け合いだけ。みたいな感じになるかもしれないんですけど、そこは許してくださいね。

それでは、どうぞ。


*********************************

――ここは、とあるファミレス。外の様子が見える禁煙席に、3人の男たちが座っていた。
タイトルくん「本で一番大事なことって、なんだと思う?」
表紙くん  「そんなの中身に決まってるYO!」
中身くん  「ぼ、ぼくも、そう思うな……」
タイトルくん「それに関しては俺も同じ意見だ」
本で一番大事なことは『中身』。それに関しては、誰も異論はないようだ。
だがタイトルくんは、どうしてそんなことを聞いたのだろうか?
タイトルくん「しかしっ! たとえ中身がよくっても、きっかけがなければ意味はないっ!」
表紙くん  「それはそうだNE! 中身はイケメンでも、見た目がブサメンだったら女子は寄って来てくれないもんNE!」
中身くん  「で、でも……『見た目より中身が大事』ってよく言われてるよ」
表紙くん  「そんなのウソだYO! みんな、世間体を気にしているんだYO!」
表紙くんが身も蓋もないことを言い出した。それを言ったらお終いだYO。
それでも中身くんは引き下がらず、『本は中身』だと訴えます。
中身くん  「けど……け、けど、作者へのファンレターなんかだと……『あそこが良かった』っていう、中身に関する感想が多いと思うんだけど……」
タイトルくん「それは当然だろ。俺が今、問題にしているのは、何を基準にして客は本を買っているのかっていうことだ」
客が本を買う基準。
それはやはり中身なのではないだろうか?
しかし、タイトルくんはそれに異を唱えたいようだ。
タイトルくん「本の内容を知っているのなら、客が本を買う基準は内容だ。でも、『何か本でも買おうかなぁ』とかぐらいにしか考えていない客の場合は、内容が本を買う基準にはなり得ないっ!」
ズドォォォンッ……! というSEが聞こえてきそうな勢いで、中身くんを指差すタイトルくん。
中身くん  「そ、それなら、お客さんは、どんな理由で本を買ってるの……?」
表紙くん  「そんなの決まっているYO! 表紙がイケてる本を選んでいるんだYO! オレみたいにイケてる本をNE!」
無駄に歯を光らせてアピールしてくる表紙くん。
中身くん  「えっと……み、見た目で買っているってことなのかな?」
表紙くん  「そういうことSA! いわゆる一目惚れってやつだNE!」
タイトルくん「おいおい、それなら俺だって重要だぞ」
表紙くん  「ふぅ~。タイトルくんは、いい加減自分は表紙の一部だってことに気が付いた方がいいよ?」
まるで呆れるように表紙くんはタイトルくんに言います。よほど呆れているのか、語尾が「YO?」になっていない。
タイトルくん「だから、俺は俺だって言ってるだろっ! 目を惹くタイトルがあってこそ、表紙くんが生きるんだよっ!」
表紙くん  「毎回派手だったり地味だったり奇抜すぎだったり狙いに行きすぎている人に言われてねぇ……」
中身くん  「ひ、表紙くんも……たまに、そういうことあるよね……」
表紙くん  「うぐっ……!」
思わぬ中身くんからの口撃により、表紙くんが呻いている。
タイトルくん「おぉ~、中身くんは俺の味方をしてくれるんだなっ」
中身くん  「そ、そういうわけじゃ、ないんだけど……あ、ぼくジュース取ってくる。2人は、なにかいる?」
表紙くん  「オレ、コーヒー」
タイトルくん「俺はコーラ」
2人の注文を聞くと、中身くんはドリンクバーへと移動していきました。
中身くん  「はぁ~……2人とも、本のことになると熱くなるんだよね……結論は出るのかな?」
自分もだんだんと議論に対して熱くなってきていることを自覚しないまま、中身くんはコーヒーとコーラとメロンソーダ(氷抜き)を持って、2人の元へと戻っていくのでした。

*********************************


……ど、どうだったでしょうか? ちなみに完結の仕方が分からなくなっちゃったので、この続きはまた明日書きます。


……どうやってオチまで持って行こう。

ここまで書いておきながら、すげぇ面倒くせえことを始めてしまったかもしれない……。と、不安になってきました。



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美人すぎる女子大生ボクサーに竹原デレデレ
http://news4vip.livedoor.biz/archives/51828915.html#more

これは美人! そりゃ竹原さんもデレっとなっちゃいますよ。


多田あさみ、契約している駐車場に別の車が!トラブルの一部始終をTwitterで実況、衝撃の結末
http://www.twinew.com/archives/51791127.html

まさかそんな結末とは……。これが自分の身にも降りかかったら、マジで困るな。


「宿題イヤ」女児集団飛び降り、宿題めぐるトラブルが問題化する中国で。
http://www.narinari.com/Nd/20110916346.html

よほど教師に怒られるのが嫌だったんだろうなぁ。しかも、ここまで嫌がるってことは、ただ怒るだけではなくて……。という、嫌な想像をしてしまう。


犬好き集まれ~! 子犬の世界陸上大会のビデオがあまりに可愛すぎる
http://rocketnews24.com/2011/08/16/122258/

可愛いっ! とにかく可愛いですっ!


もともと姉は声優志望
http://blog.livedoor.jp/ikuzi2p/archives/4051941.html

この姉おもろいっ! そうか、セールスの電話に対してはそういう対応が良いのか……。
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by kyo_kobayashi | 2011-09-23 21:24 | web小説

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